pic20150516054207_1.jpg

暑いです。いっきょに夏がやってきた感じです。
そのせいもあってか、アレルギー性皮膚炎、アトピー、ニキビのご相談が増えてきています。

アレルギー性皮膚炎であれば抗アレルギー剤と外用ステロイドで簡単に治ってしまいます。

蕁麻疹でも治療はシンプルですが、原因検索となるとまったくわからないことが多く、いつも苦慮します。
わかるときには患者さんがすでに原因に気付いていることが多いので、確認のために採血で具体的なアレルゲンの検査をすることもあります。

アトピー性皮膚炎は、日本皮膚科学会が出したガイドラインもありますので、基本的にはそれに従い治療をしています。
外用ステロイド剤の使用については賛否両論あり、特にネット上では「ステロイドは悪だ。根本治療にならない。」などの辛辣な意見も飛び交っているようです。
私のスタンスは、「ステロイドは悪でも善でもない。使うべき時は使い、使わなくて良い時は使わない」です。
ただし、それだけではコントロールできない場合も多く、漢方薬でサポートしながら(時にはメインにしながら)ベストな治療を探っていきます。
(これについては、また次の機会に詳しく書きます)

そして、最近特に多いのが、ニキビです。
私自身も大人ニキビに悩まされていた一人であります。

ニキビの治療は保険診療と自由診療に分かれます。

保険診療では、ディフェリン+アクアチムクリームなどの定番治療に加え、最近ではベピオ(過酸化ベンゾイル)を保険で処方できるようになり、治療の幅が広がりました。
漢方薬なども証が合えば著効します。

ただし、実感としては保険診療だけで軽快する方は、6~7割程度ではないかと思います。

やはり自由診療の域まで突っ込んでやっていかないと、慢性的になり、結局はニキビ跡を残してしまい後悔することになります。

ですが、残念なことにニキビに悩む世代は、あまり自由診療にお金を使えない世代でもあります。

当院でも患者さんのニキビ状況に合わせて、下記のメニューを紹介していますが、若い世代の方はピーリングと高濃度ビタミンCローション、CDトレチノイン止まりで、ライムライトどころかイオン導入にも躊躇されます。

当院の価格設定は施術内容から考えると破格なのですが、無い袖は振れねぇ、といったところでしょうか。

夏休みにもなりますし、学生さん向けのキャンペーンも考えようかとも思ってます。

① CDトレチノイン(ビタミンA誘導体)・・・1,500円~2,500円/5g(0.05~0.25%の各種濃度あり)
② ビタミンA誘導体含有高機能化粧品(エンビロン)によるデイリーケア・・・3,500~5,000円/本
③ 高濃度ビタミンCローション・・・4,500円/本(1~2か月分)
④ マクロゴール酸によるピーリング・・・4,000円/回
⑤ イオン導入、エレクトロポレーション・・・6,400円/回
⑥ パントテン酸(ビタミンB5)+乳酸菌サプリの内服・・・3,000円/月~
⑦ ビタミンB2&B6の内服・・・3,000円/月~
⑧ ライムライト(光治療)・・・15,000円/回(5回前後必要)

医療法人癒美会