歯肉炎の治療は、葛根湯と立効散で。
40代も半ばを過ぎ、身体のあちこちに異変を感じる今日この頃ですが、何とか漢方治療で乗り切っております。
3,4年前から困っている症状の一つに、右奥歯周囲の歯肉炎(?)があります。
「?」をつけたのは、歯科医に行って診察してもらっても、「原因がわかりません」と言われるからです。
歯肉炎かどうかは全くの自己診断ですが、とにかく半年に一回くらいの周期で痛むのです。
当初はオヤシラズによる炎症(智歯周囲炎)かと思って、抗生剤も使用してみましたが全く効果がありません。
数日にわたってロキソニンを2錠ずつ4~6時間おきに3回飲んで、しかもステロイド(プレドニン20mg)でパルス療法を3日間行って、ようやく1週間ぐらいで痛みが治まるような経過を繰り返していました。
麻黄湯が良く効くこともありましたが、先週から始まった同様の痛みには、あまり奏功しないようでした。
今回もロキソニンでとりあえずは痛みをしのぎながら、まず歯肉炎の特効薬といわれる「立効散(りっこうさん)」単独で試してみました。
ところが、あまり効いた感じがありません。
2回ほど飲んで、こりゃダメだと思い、次の日から「葛根湯」を2袋(5g)まとめて飲んでみました。
期待した割にはあまり効かず、やはりロキソニンにお世話になりました。
とりあえずステロイドパルス療法は開始しておこう、と思っていつものようにプレドニン20mgを1回飲みましたが、ふと思いなおして、「よし、今回は葛根湯と立効散の両方まとめて飲んでみよう」と漢方薬単独での治療にトライしてみました。
まず葛根湯2袋をお湯に溶かして内服します。
同時に、立効散に少量の水をくわえて電子レンジでチンして溶解後、大量の氷をいれてキンキンに冷たくします。それから歯茎によく当たるように口の中で含みながらゆっくり内服します。
これを2回繰り返しただけで、効果がはっきりと出ました。
どうやら単独よりも同時服用の方が良いみたいです。
ロキソニンは必要なくなりました。プレドニンパルス療法も今回は不要です。
ついでに肩こりも軽くなりましたので、一石二鳥でめでたし、めでたしでございました。