2014年が始まり、もうすでに半分が過ぎました。
みぞぐちクリニックも開院から早くも4か月目に突入です。
オープンからの3か月間がドタバタと過ぎ去っていき、来院していただいた患者さん方にご迷惑をおかけしたことも多々ありました。
これまでの反省点をクリニック運営の改善に生かし、さらには新しいことに取り組んでいく1年にしたいと考えております。
ホームページもリニューアルし、ブログアップもしやすくなりましたので、どんどん情報発信していきたいと思っています。
皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、今年1月4日に医師会の仕事で八尾市保健センター休日診療所で勤務してきました。
内科医は私が一人、他に小児科医の先生がお二人の3人体制でしたが、今年はどういうわけか小児科の患者さんがかなり少ないようでした。
反対に大人の患者さんが例年より多く受診され、インフルエンザもボチボチ出現しておりました。
クリニックの営業が始まっても同じような傾向ですが、新学期が始まるとまた事情が変わってくるのでしょうね。

そして私といえば、開業から溜まりに溜まった疲労のためか、年末からずっと風邪気味でした。
もちろん、漢方薬でささっと治して・・・と言いたいところでしたが、今回はちょっと事情が違って、なかなかの難治性でした。
鼻みず、咳、咽頭痛がメインの症状なので、「麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)」に「小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうかききょうせっこう)」でのうがいを加えたのですが、スカッとしません。(小青竜湯はわたしとは相性が合わないので、最初から飲みません)
喉のイガイガ感をとってくれるはずの半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)も今一つでした。
5日間が過ぎて、咽頭痛は消失したものの、なんとなく鼻の奥に分泌物が詰まっていて、さらに喉の奥にそれが張り付いている感じ。膿性痰も若干でます。
副鼻腔炎とまではいかないまでも、それに近いかな?とういうことでクラビットという抗生剤を内服したところ、膿性痰はなくなりました。だけどなんだかすっきりしない・・・・
そこで内服したのが、「辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)」という漢方薬です。
内服して2日目から効きはじめました。3日間飲んで終了。
私の例で恐縮ですが、このように風邪の治療はタイミングが非常に大切です。
出された薬を3日飲んで「あれ?効き具合が悪いな?」と思ったなら、迷わず治療方針変更ですね。

医療法人癒美会